胃がん・食道がん・大腸がん

胃がん

初期には
ほとんど自覚症状がない？
胃がんとは

胃がんは胃粘膜のがん化した細胞が増殖を繰り返すことで発生する悪性腫瘍です。日本人のうち男性は10人に1人、女性は20人に1人が生涯のうちに胃がんにかかるといわれています。初期段階ではほとんど無症状で、進行してから発見されるケースも少なくありません。進行すると大腸、肝臓、リンパ節、肺などに転移することがあります。定期的に胃内視鏡検査（胃カメラ）を受けることで早期発見が可能なため、胃がんの予防のためにも検査をお受けください。

胃がんの原因・要因

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  ピロリ菌感染

  胃がんの主な原因となるのがピロリ菌の感染です。除菌治療を受けないかぎり胃の内部に生息したままになり、胃粘膜が傷つけられて慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰になる可能性があります。さらにこれらの病気が胃がんを引き起こすおそれがあるのです。

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  生活習慣（塩分の多い食事、喫煙、野菜や果物の摂取不足）

  塩分や保存料が多い食事、そして野菜や果物の摂取不足といった食生活の乱れが、胃がんリスクを高めることが指摘されています。また、喫煙者は非喫煙者に比べて胃がんリスクが約2倍になります。そのほか過度な飲酒、ストレス、遺伝的な要因なども胃がんにつながります。

食道がん

喫煙・飲酒が大きな要因？
食道がんとは

食道がんは食道の粘膜に発生するがんです。喫煙と飲酒が二大要因であり、両方の習慣があるとより一層リスクが高まります。喫煙と飲酒以外にも、肥満、食道の炎症、生活習慣、食生活、遺伝的な要因なども影響します。食道がんの多くは扁平上皮がんです。また腺がんという種類もあり、こちらはバレット食道という疾患が原因となって発生します。食道がんは初期には自覚症状がほとんどないうえに、進行が早く転移が起こりやすいがんです。定期的に胃内視鏡検査（胃カメラ）を受けることが早期発見につながります。

食道がんの原因・要因

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  喫煙、過度の飲酒、食習慣（熱いものや辛いもの、野菜や果物の摂取不足）

  主な原因は喫煙と飲酒で、どちらか一方でも習慣化している方は注意が必要です。また熱いものや辛いものをよく食べたり飲んだりする方、野菜や果物の摂取が不足している方も食道がんのリスクが高くなります。このほかバレット食道や逆流性食道炎などの疾患を放置していると食道がんの原因・要因となります。

大腸がん

近年国内で増加傾向？
食道がんとは

大腸がんは大腸粘膜に発生する悪性腫瘍です。食生活の欧米化などによって近年国内で増加傾向にあります。初期には自覚症状があまりないことが特徴で、進行すると腸閉塞、出血、腸壁に穴があくなどの症状がみられるケースも。多くは大腸ポリープが大きくなってがん化するため、その前にポリープを切除することが大腸がんの予防となります。大腸がんの早期発見や予防のためには、大腸内視鏡検査（大腸カメラ）を定期的に受けることが大切です。40歳以上の方、気になる症状がある方、便潜血検査で陽性だった方、大腸がんの家族歴がある方などは、大腸内視鏡検査をお受けください。

大腸がんの原因・要因

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  食生活の欧米化、生活習慣（運動不足、肥満、喫煙）

  大腸がんと食生活の欧米化は密接に関係していて、脂っこいものや高タンパクなものの過剰摂取がリスクを高めます。また野菜、果物、食物繊維の摂取不足にも注意が必要です。このほか運動不足、肥満、糖尿病、喫煙、過剰な飲酒、ストレス、大腸がんの家族歴なども原因・要因となります。